栃木県に「レモン牛乳」という地域ブランドがあると聞いて、子供の頃を思い出した。牛乳にレモンやオレンジジュースを入れると確かに飲みやすくなり、それなりに(~瞬間的には)美味しいが、すぐに凝固し砕けた豆腐のようになるので、あまり楽しめるものではなかった。レモン牛乳といったかどうか定かではないが、中国地方にも似たような飲み物(カバヤ系列オハヨー牛乳のフルーツ牛乳だったかな)があったと記憶しているが、このような、表示は「コーヒー牛乳」が 「コーヒー入り乳飲料」と名称を変えたころから(あるいはそれ以前から)、一般的ではなくなったと理解していた。ご当地ブランドをこのような形で守っている栃木県にはある意味驚いた。
レモン牛乳にレモンは入っていないということで、凝固の件は納得できたが、「コーヒー牛乳」と言う商品名が使えなくなった今日、なぜ「レモン牛乳」が許されているのかという疑問が、引き続いて生じた。「レモン」については、確かに、(レモンの入っていない)「レモン石鹸」などという商品名も健在で、しかも全国の異なる数社から出ているので、許容されているのかとも思うが、これは石鹸だからかもしれない。
という訳で少し調べてみた。「コーヒー牛乳」は、2001年の「飲用乳の表示に関する公正競争規約改正」により表示できなくなったそうで、2003年以降は、 「コーヒー入り乳飲料」とか「ミルクコーヒー」とかと表示されている。この規約を正しく適用すると。レモン牛乳は「レモン入り乳飲料」と表示すべき(?)となるが、レモンが入っていないため、これも無理で、2重に規約(の精神)を逸脱しているように思う。今日でも「レモン牛乳」という表示が許されているのは、「乳飲料」かつ「無果汁」という表示があり、歴史的背景からも誤解する消費者はいないだろう、といったことのようだが、子供は理解できるのかな。x.VETERANS の近くにも、茂木大臣の動画を誤解していた人がいた。

牛乳消費拡大キャンペーン(地域おこし)で、茂木大臣がレモン牛乳を紹介しているが、消費者保護の観点からは、大臣自らの「レモン牛乳」押しはいかがなものかと、x.VETERANS は思っている。