フランスの家庭でもエアコン設置が進む ー 日本と同じく、今年は酷暑

フランスでのエアコン普及率はかなり低い

2026年5月26日にNHK-BSで放送されたフランス2 が「フランスのエアコン事情」を伝えていた。2025年のデータでは、フランスでのエアコン普及率は、戸建てで 27.4%、アパルトマン(集合住宅)で 12.6%、学校では 7%とのことで、日本(91%)やアメリカ(90%)韓国に比べ著しく低いと伝えていた。ちょっと前の記憶だが、パリを走る車にはエアコンはなかったし、日本のような「ベランダの室外機」も見たことがなかったが、今回の放送では、日本で見かけるようなベランダに設置された室外機の映像が流されていて、少し驚いた。

山積みのポータブルエアコンには違和感もある

空調については、省エネルギーの面から、フランス2 でも何度か報道されていたが、そこでは、ボイラーに替えて、ヒートポンプ式の冷暖房システムが省エネルギー面で望ましいとされていた。報道されるエアコンも、全館冷暖房用の大型エアコンで、壁掛けエアコンを見ることはなかったが、今回の報道では、日本で見るようなセパレートタイプの壁掛けエアコン(サムスンだったが)がいくつも出てきた。お値段は、1台 3000€55万円)と報道されていたが、工事費込みだとしても、日本の倍以上と、高いのではと思った。そのせいか、今回のニュースの最後に紹介された家電店の店頭には、いわゆるポータブルエアコン(おそらく中国製)が山積みになっており(↓写真参照)、これではちょっと力不足だろう、これはエアコンではないよ、とアドバイスしたくなった

爆発的普及に向けた独ボッシュの思惑

独ボッシュが、日立製作所が展開する空調事業(合弁会社:ジョンソンコントロールズ日立空調)を買収した(2025年7月)という報道があったが、普及率20%台からの爆発的普及前夜という状況の欧州ならば、定評ある「白くまくん」の取得は納得できる経営判断だ。日立は、今年(2026年)になって、全白物家電をノジマに譲渡したが、どこに向かっていくのだろう。