2024年11月に、桜橋(岡山、旭川)が完成する前の渡し船についての思い出をまとめたが、当時、Wikipedia「桜橋 (岡山市)」に書かれていた桜橋の架橋年が、5年ばかりだが、新しすぎるのと、AI(Bing)の驚くべき返事『岡山市の桜橋は、1937年に竣工しました/鉄筋コンクリート造で、人造石洗い出しが施されています』に、混乱を感じていた。
今回、少し時間ができたので、やや詳しく調べてみた。
キーワードは、「三蟠鉄道」「桜橋駅」「倉安川」「岡山ガス」「桜橋」「旭川」「桜橋(1丁目~4丁目)」となる。
- 旭川の「桜橋」は昭和36年完成
- 三蟠鉄道の「桜橋駅」は1915年開業
- 岡山ガス近くで「倉安川」に架かっていた橋のこと
- この付近の地名「桜橋1~4丁目」は1978年から
三蟠鉄道 1915年に開業、1931年6月に廃業した岡山市旭川東岸にあった軽便鉄道。三蟠駅から国清寺駅(岡山電気軌道連絡)までだったが、岡山ガスへの石炭輸送のため、桜橋駅までが最初に建設された。
三蟠軽便鉄道については、村上伸さんの「わずか16年で廃線となった三蟠軽便鉄道の痕跡を走る」が詳しい。Googleマップでの説明を引用されて頂くが、引き込線になっているところに岡山ガス本社があり、旭川と並行して南北に流れる川が倉安川で、下の「三蟠軽便鉄道線路跡」図にみられるように、岡山ガスに入る手前①とその南②に倉安川にかかる橋がある。この①の橋が桜橋駅に関連した「いわゆる桜橋」だと思われる。


ただ、桜橋という地名(倉安川沿いの現在の岡山市中区桜橋1丁目〜4丁目)については、1978年(昭和53年)に網浜から分離して誕生した比較的新しい町名で、倉安川沿いの桜により「倉安川の桜橋地区」として親しまれてきた景観に由来する。桜橋という地名は、かつて倉安川に架かっていた橋の名前が由来といわれるが、橋の名としては残っていない。
倉安川と県道が交差する位置にかかっている橋は「倉安川橋」と呼ばれており(この名称もGoogleマップにはない)、「桜橋」という倉安川の橋は存在しないが、周辺一帯を指すランドマーク的な名称として定着している。